栄養とは何?

人は、食べ物を食べることによって、その食べ物から、エネルギーを得て活動したり、 その食べ物から、体の各部分を、再生しなければなりません。 食べ物を、食べることにより、体の中に入った、食べ物は、消化、吸収された後、 いろいろな物質に分解、又は合成されて、体の組織や、器官を再生し、 体を動かすエネルギーを作り出します。 これら一連の働きを、「代謝」といい、この代謝機能を、主に行うのが、 「酵素」と呼ばれる、たんぱく質で、作られた物質のようです。 酵素は、体の中の、いろいろな所で、化学反応を起こし、栄養素をエネルギーに変えたり、体のいろいろな 細胞を作ったり、体の調整をしたりする為に必要な物質です。 酵素で一番、身近なものは、口の中で作られる唾、つまり「だ液」です。だ液の酵素は、 でんぷんを分解するアミラーゼという酵素で、だ液と、よく混ぜることにより、 消化もよくなります。 酵素の合成には、内分泌腺で作られる、ホルモンが作用しているとも考えられているようです。

食べ物には、基本となる、いろいろな種類の物質があると考えられ、 栄養素として、大きく、5つに分類されています。 その主なものは、たんぱく質、脂質、炭水化物、ビタミン、ミネラルと、 これらの栄養素を混ぜたり、分離したりするのに必要な水分です。 これらの5つの栄養素は、さらに細かく分類されています。 また、最近では、健康維持に関係すると考えられるフィトケミカルという 化合物質も注目されています。

健康を保つためには、食事、運動、休養の3つが大切だと言われます。そのことを基本に、 アミタが考えた、「ぜんなの健康箇条」がありますので、参考にしてみてください。


栄養に関する重要な言葉

◎栄養=人が、同じ生き物である、食べ物などを食べて、体内に取り込み、生命活動を実現させること。
◎代謝=@古い物と新しい物が入れ代わること。 A物質を分解、合成したりすること。B生命の活動エネルギーを得ること。
◎酵素=体内のいたるところで、化学反応を起こす魔法の物質。 化学反応により、食べ物を新たな物質に変化させるもの。
◎ホルモン=体の特定の器官や組織の活動を調節する物質。 内分泌腺より、血液を通して、特定の器官へ運ばれる。
◎器官=消化、呼吸、血液循環、脳・神経、運動、生殖、内分泌などに 関係した、細胞組織の集まり。
◎内分泌腺=ホルモンを作り出す器官、主なものに、脳下垂体、 甲状腺、副甲状腺、すい臓、副腎、卵巣、精巣などがある。
◎たんぱく質=骨、歯、筋肉、皮膚など、あらゆる体の組織を作るのに必要な物質。
◎脂質=細胞膜や、血液の成分として、重要な物質。活動エネルギーにもなる。
◎炭水化物=糖質と食物繊維に大別される。主にはエネルギー源となる。
◎でんぷん=植物の葉緑素により、炭素が固まるときに生じる、種や茎や根などにある炭水化物のこと。
◎ビタミン=微量栄養素。体の調整を行うのに必要な物質。ビタミンB群は、酵素の 働きを助ける成分として重要。
◎ミネラル=微量栄養素。たんぱく質、脂質などと結合して、体の細胞や、 組織や、酵素を作るのに必要な物質。
◎水分=栄養素としては、あまり重視されないが、生命にとって、最も重要な物質。 体の50%以上を占める物質。
◎フィトケミカル=主には、植物に含まれる化合物質で、健康維持に有効な物質と考えられている。

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